胃がんの初期症状

胃がんの初期症状は目立つ兆候がない場合もありますが、胃の痛みや膨満感、胸焼け、胃がむかむかする感じ、吐血、血便、体重減少などがあります。もっとも、これらは初期症状ではなく、進行してから出てくることもありますし、胃炎や胃潰瘍などの他の病気が原因となっていることもあります。また、仕事や人間関係のストレスが原因と考えてしまうこともあるでしょう。

したがって、これらの兆候に思い当たる節があるからといって、それが胃がんの初期症状であるとは限りません。反対に、何も気付かないうちに初期と呼べる段階が過ぎてしまうことも珍しいことではありません。不安を覚えるようなものがある場合には、まずは病院で検査を受けるようにしてください。

また、早期発見のためには、特に自覚がない場合であっても、定期的に検診を受けるようにすることが大切です。胃がんを初期症状のうちに発見することができれば、5年生存率も高くなります。

発見が末期に近づくほど、命を危険にさらすことになるのです。残念ながら、初期の段階で明確な自覚を持つことは少なく、まったく予想もしていなかったところ、検診によって発見されるケースもあります。定期的な検診を受けることが、初期症状のうちに発見するために有効な対策と考えることが妥当でしょう。

進行した胃がんの症状

初期のうちには自覚がないことや、あってもちょっとした異常程度のことが多いのですが、進行していくと明確な体調の異変を感じるようになっていきます。明確に自覚されるのは、進行してからの方が多いと考えてよいでしょう。 症状は一つだけではなく、複数のものが組み合わさることもあります。胃潰瘍や胃炎と誤解されてしまうこともあるため、ストレスが原因と考えられてしまうこともあるため、診断を受けるのが遅れてしまうこともありますので、注意してください。

胃がんの転移による症状

胃がんの進行に伴い、症状は原発巣である胃の問題だけにとどまらず、転移によって他の部位にも広がってしまいます。どの場所に広がるかによって、この場合の症状はまったく異なります。 たとえば、腹膜播種の場合であれば、腹水がたまることがあります。

これに対し、骨転移の場合には、患部に痛みを感じたり、骨がもろくなって折れてしまうこともあります。 このように、どこに転移したかによって現れる症状は様々です。なお、リンパ節以外に広がってしまっている場合にはステージ4期に該当し、高度に進行してしまっていることになります。

胃がんの末期症状

末期になると、転移も含めて様々な異常が現れるようになります。放置しておくと苦痛が激しくなっていくことも多いため、治療として痛みの緩和も重要な意味を持つようになります。

すでに末期になってしまっている状態ですと、治療を行っても治る見込みはないため、余命の延長や生活の質を向上させることに重点が置かれます。痛みにさいなまれながら最期を迎えることのないようにするためにも、医師と相談して希望に合う治療を受けるようにしましょう。

胃がんは早期発見が命を救う

胃がんに限ったことではありませんが、癌は発見された時期によって危険度が大きく変わります。治る病気になったとはいえ、それは程度問題です。末期になれば治すことはほとんど期待できません。しかし、初期症状のうちなら十分に期待できます。

では、どうしたら早期発見ができるのかということですが、主に2つのポイントがあります。まずは正しい知識を持っておくことによって、兆候を見逃さないことです。気づくのが遅れれば、その間にも症状が進行することになるわけですから、体調の異変がある場合に、医師の診断を早めに受けておくのは大切なことです。 もう一つのポイントは定期検診です。初期には症状がほとんどないことを考えると、何もないから健康であるとは言えません。たとえ心配するような不調がないとしても、年に一度は検診を受けておくようにしておきましょう。習慣にしておくことによって、早期発見の可能性を高めることができます。

無症状のうちに胃がんを発見するために

癌には色々な種類がありますが、胃がんは検診によって死亡率を下げられることが確認されています。バリウムを飲んでレントゲン写真を撮影することによって、まだ無兆候であっても見つけられることが多くあるのです。

健康診断でも広く取り入れられている検査ですので、特に意識しなくても毎年受診していることもありますが、そうではない場合、自分の意思で検診を受けに行く必要があります。幸いなことに、自治体が行っているものなら費用の助成が行われえているため、無料や低価格で検診を受けることができます。

バリウムを飲むのが嫌いという話はよく聞きますが、以前に比べるとバリウムも飲みやすくなっています。昔のイメージを引きずっているなら、あまり心配せずに受診してみてください。

スキルス胃がんは予後が悪い

スキルス性と呼ばれるものは、症状が進行していく過程で胃壁に大きな異常をきたさないため、発見が遅れがちです。たとえ検診を受けていても、発見できないことが多いのです。

さらに転移をしやすい性質を持っているため、発見された時には広い範囲にリンパ節転移があったり、腹膜播種を伴っていることが多く、治療を行っても予後が悪い傾向にあります。そのため、スキルス性の場合には生存率が低い傾向にあるのです。

スキルス胃がんは初期症状がほとんど存在しない上に検診によって見つけることも困難なため、早期発見のハードルが高くなっています。なお、30代や40代といった比較的若い層に多く、男性よりも女性の患者さんが多いことも特徴となっています。

胃がんと症状が似ている病気

胃炎や胃潰瘍が代表的です。腹痛だけではなく、吐き気や嘔吐、腹部の膨満感、吐血や下血といった症状が現れることがあります。また、げっぷや胸やけといったものが見られることもあります。

自覚できる兆候だけでは、必ずしも癌であるのか胃炎や胃潰瘍であるかは見分けが付きません。精神的なストレスが原因で体調不良が現れているだけの場合もあれば、命に関わるケースもありますので、判断に迷う時には必ず医師の診断を受けておくことが大切です。

体質やストレスの状態によっては、上記のような症状は頻繁に見られるのですが、原因によっては早急に治療を要することになります。

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